誰でも1度は転職が頭をよぎるでしょう。就職活動で成功して、現在の条件に満足をしていたとしても、段々と隣の芝生が青く見えてきます。
一旦、転職を思索すると、しばらくは今の会社の悪いところばかりが目立つようになります。一定期間を過ぎると、わだかまりが取れて元に戻るのですが、この不況ではそれも難しいかもしれません。
その転職には次の3つの種類があります。
1 今の会社に見切りを付けて、自発的に次の会社を探します。
2 ヘッドハンティングで有能な人材として引き抜かれます。
3 会社が倒産し、転職を余儀なくされます。
この中で確実に収入が上がるのは(2)のヘッドハンティングだけであり、非常に稀なケースと考えるべきです。(3)の会社の倒産は突発的な事由が多く、準備不足で次の会社を吟味する余裕がありません。
(1)の自発的な転職は次の仕事に何を求めているかによって、成功する可能性が上下します。
ある調査機関によると、転職希望者の半数は給料に対する不満を述べ、転職活動をしている人の約80%は給料を重視しており、同時に60%以上の人がやりがい、勤務地、適職度、職場の雰囲気、会社の将来性なども気にしていることがわかりました。
転職活動に何度も成功する人は極めて優秀な人です。転職を始めた動機もお金だけではなく、企業もそこを評価しています。
例えば、今よりもやりがいを感じられる仕事がしたかったり、もっと社会貢献ができる業務に携わりたかったり、意見の食い違いで降ろされた事業に従事したかったりと、自分の仕事内容がきっかけになっています。このような人は転職に踏み切っても満足感を得られやすいです。
問題は収入アップだけが目的で転職した人です。その人たちは転職先の業績が悪化したときに、再び転職したくなってきます。景気は循環しますので、その時期は必ずやってくるのです。
もし、転職に成功して一時的に収入がアップしても、不景気になるたびに転職を繰り返していては、どこかでつまずくでしょう。つまずいたときには失敗時の賃下げ、転職活動の資金、無収入になる期間により、トータルの支給額が着実に減っていきます。
転職先では仕事を始めから覚えていきます。人間関係も新しくなるので、環境の変化でストレスが増加しやすいです。元の職場に戻りたいと思うことも珍しくありません。
このように不満から逃避するような転職は、失敗する可能性が高いことがわかっています。期待しているよりも転職が無事に成功する確率は低いのです。せっかく就職した会社を辞めることは、頑張った分だけのリスクを背負うことにもなります。
「転職までして給料アップは望んでいない。今より数万円ほど月収を増やしたいだけで、現状の仕事内容には満足している。」という人に最適なのが副業です。収入減だけに嫌気が刺した安直な転職よりも、確かな副業を選ぶ方が上策と言えます。
無意味な日本の副業規制
働けども収入は増加せず