世界中どこでも景気は良くなったり悪くなったりして、波を打ちながら循環する性質があります。バブル景気 、複合不況、IT景気、デフレ不況、いざなみ景気、世界金融不況のように順を成しているのです。
以前も不況になったときには、副業する人が急激に増えました。
景気が上昇する仕組みとは、物が必要になることから始まります。例えば、1人暮らしを始めるときに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機と次々に購入していきます。
もし、それが国家単位で行われるとしたら、昔の日本、今の中国のように物を大量に生産しなければいけません。
物を作るためには労働力が必要であり、労働者は仕事をこなすことで給料が増えます。給料が増えると物を買い、物が買われるのであれば、さらに物を作るわけです。
しかし、いつかは購買意欲が衰えます。1人暮らしを始めるときだけは大量に物を買い揃えましたが、生活できるようになると満足感して、しばらく物は買わなくなります。
消費に急ブレーキがかかるのです。そのブレーキのタイミングを予測するのは難しく、生産者は供給し続けます。需要がないことに気付いた頃には、過剰在庫が会社の経営を圧迫しています。仕事がなくなり、労働力は不要になり、給料は減り、続きは景気の上昇時と逆の現象が起こるわけです。
またしばらく経つと、今度は「テレビを地デジ化しないと。冷蔵庫は省エネタイプが欲しい。洗濯機もかなり古くなった」となり、再び物が買われ始めます。こうして景気は循環していきます。
繰り返される不況下でも、全てが暗い方向に進むわけではありません。不況で低迷しているときは景気の影響を受けにくい市場、つまり、内需が安定している食品、日用品、ライフライン、医薬品、鉄道などにチャンスが潜在します。
外出を控えて自宅にいる時間が長くなるので、ゲーム業界は発展、ネット業界も追い風を受けます。事実、雨の日はネットショップの売上が伸びます。
物品を大切に使いますので、リサイクル、修理、メンテナンス業界は伸びますし、エコへの関心も高まります。
同じ会社にいれば一生安泰というのは難しい世の中ですので、資格取得のための通信講座や専門学校にも人気が集まります。解雇や倒産が増える反面、忙しくなるのは人材紹介や企業買収に関連したビジネスです。
消費者金融は規制が厳しくなったため、債務件数は減少傾向ですが、不況下には確実に借金問題が再浮上します。
理想の結婚相手に求める年収はグッと下がりますが、安定した職業の男性と結婚したい女性は増えます。また、誰かに頼りたい気持ちから宗教法人も活性化します。
もちろん、景気の先行きが不透明であればあるほど、このような元気な業界は少なくなります。多くの人は赤字が見え隠れする業界にいる可能性が高いです。
社会全体が揺れ動いている中、あなたの会社だけに収益の確保を求めるのは無理があります。
賃下げの原因を会社のせいだけにしてはいけません。名目上でも会社とは社員が結集している共同体です。よっぽどの判断ミスがない限り、業績は代表取締役1人の責任ではないです。トップさえ代われば、全ての問題が解決するわけではありません。
やはり、本業だけに期待するのではなく、自分から積極的に動くことが大切です。誰かのせいにして不満を持つと、物事は前に進まなくなります。
仕事をする時間が減ったのであれば、職場に拘束される時間が少なくなったと考えたいです。空いた時間はいつもなら働いている時間ですので、副業に転用しても損はありません。
例えば、月に200時間あった労働時間が、残業カットで160時間に短縮されたとします。40時間分の残業代が時給換算で支払われていたとすると、給料の20%以上にも匹敵するのです。
まだ、生活上は耐えられるかもしれませんが、今を耐える耐えないではなく、将来のための収入を確保するのが良策です。
貯金が0円の世帯は増加し続けています。もし、あなたがその世帯に当てはまるなら急いでお金を貯めましょう。貯蓄額の目安は独身20代で月収6ヶ月分、独身30代では月収12ヶ月分です。子供がいる世帯ならその1.5倍は欲しいところです。
景気は循環するので、会社員の間に少なくとも2~3回は不況を体験します。40代、50代、60代になるに連れて、体力は衰えて副業ができなくなります。30代でさえも学生と同じ感覚では働けません。
時間に余裕があるなら、今すぐにでも自分に合った副業を始めたいです。
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